2年延期じゃなくてよかった あの子たちはこれを追い風にする
- Ctree
- 2020年3月25日
- 読了時間: 3分
3/24,IOCバッハ会長と安倍総理の会談で、東京オリンピックを1年程度の延期とすることが分かった。
これを聞いて、すごくすごくホッとした。
2年延期じゃなくてよかった(泣)
1年の延期。
ああ、大丈夫だ、卓球に関しては、代表はそのまま保持されるだろう。
選手の実力をはかるワールドランキングが、今年いっぱい機能すると思えない。
指標がないのに再選考はできないだろう。
だって試合ができないんだもん。ワールドツアー、開催できないんだもん。
アメリカはこの危機は戦争の状態だといい、イタリア、ドイツ、フランスというヨーロッパ先進国でもここまで感染が拡大するとは予想していなくて、陸続きのヨーロッパが今後どうなるのか、そしてアフリカに広がったらどういうことになるのか、世界中が鎖国状態にせざるをえないなか、ワールドツアーの再開が見えない。
たとえば来年1月のワールドランキングは、今年の1月のランキングの数字とは、意味が違う。
試合がなくて長く凍結されたランキングに、ほんの数か月の試合の結果を反映しただけのもので、1年を通しての力を示す指標とはならない。
東京2020の代表権は、東京2020の代表選考ルールにのっとり、1年の激戦を命をかけて人生をかけて戦い抜いて、勝ち得た選手ものだ。
夜遅くに宮﨑強化本部長が「代表はそのままで」という方針を考えてると示し、水谷さんが老け顔コラージュなんぞをつけて「I can do it」とTwitterで発信した。
ここ数日のテレビやWebでは、延期したら世代交代と重なり、卓球では、水谷さん、かすみちゃんが危ないんじゃないかみたいなことをいうメディアもあった。
目の問題や、コンディションの不調で、五輪を国際大会の一区切りと表明していた水谷さんは特に心配されていたと思う。
水谷さんのあのメッセージは「1年延びても僕のモチベーションはぜんぜん大丈夫」という力強い宣言だ。
なにより、あのツイートができるのは、おそらく内々で、このまま君たちで頼むよっていうことを言われているから、安心して発信できてるんだと感じた。
でさ、丹羽くん
左左のダブルス、もっとツアーで試したかったっていっていたよね。
練習、たくさんできるよ。
いままで左左ダブルスが隠し玉とかいっていたけど、こうして状況が変われば、水谷さんと丹羽くんのペアは、ツアーが再開したら、実戦をどんどん積むために、ツアーにも(チャレンジシリーズでも)積極的に出てくるかもしれない。
東京2020の代表選手は、1年間死ぬ思いをしてあの激戦を勝ち取った、すごいメンタルの持ち主の集団で、今回のことを追い風にすると思う。
丹羽くんは、水谷さんとのダブルスと、自分の課題に徹底的に取り組むと思う。
これだけ期間が長ければ、色々なことを試す時間も増えて、去年できなかった「練習」を思う存分やれるね。
しかも、怪我をしないように練習していく調整が抜群に上手い、そこ一番安心して見ていられるのが丹羽くんなんだよ。
水谷さんは、コンディションを整えるいい時間をもらった。
来年の夏にピークを合わせて体を作っていくだろう。
みまちゃんとの混合は手ごたえのある結果を残しているから、長い時間をかけて、こんどは丹羽くんとのダブルスを極めていくだろう。
ハリーは、今年の初めは、ツアー初優勝もあれば荘さんに連敗したり、メンタルが難しいスタートだったと思う。
でも、この世代の1年の違いは大きい。
17歳でむかえる五輪よりも18歳でむかえる五輪のほうが、メンタルが安定してると思う。
そして持ち前の負けん気で、2017年世界卓球で鮮烈にデビューしたときのような挑戦する気持ちを取り戻し、今年よりは来年のほうが、よりたくましいエースに成長している。
この子たちは大丈夫だ!

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