契約更新おめでとう
- Ctree
- 2020年8月5日
- 読了時間: 3分
丹羽くんの、髭が濃いめの写真を見ると、夕方に撮ったんかなーと思う(笑)
たぶん、朝と夜では、やや違うヒトだよねw(そんなところも好き)
今日は、スヴェンソンとVICTASとの契約更新がニュースになっていて、その宣材写真が、ちょい髭が濃いめの血色がよい「健康丹羽くん」のお写真だったね。
契約更新は、どちらも2021年1月からで、所属契約のスヴェンソンは1年、スポンサー契約のVICTASは4年とのこと。
んん、やっぱスヴェンソンは1年単位だから、ハードルが高いんだなって思った。
もし五輪に選ばれてなかったら、更新はないだろう。
丹羽くんは、去年1年間苦しみながらも、しっかりと東京五輪代表選手、しかもシングルス枠を得るという仕事を成し遂げて、こういう厳しい契約を勝ち取っていく。
心から尊敬。

卓球王国の2019年1月号に、丹羽、町、𠮷田の青森山田三羽烏による対談が載っていて、もう、ほぼ暗記しちゃうぐらい読んだんだけど、とても気になるところがあった
いつまで現役を続けるかというテーマになったときに
丹羽「極端な話、来年NTから外れたら、世界を目指すことができなくなるわけだから、そこで終わるかもしれない」
町「孝希のなかの『現役』って世界を目指すことなのか」
そのあと「東京五輪のあと、水谷さんや健太さんは、NTじゃなくTリーグで活動するって言ってる。(僕も、NTを外れた時は)そういう感じかな」とも丹羽くんは言ってるから、そうそうTリーグがあるじゃんってホッとしたんだけど。
NT外れたら終わる、っていう発想がやっぱ丹羽くん独特で、そんな狭いTOP層だけを目指してずっと長くやってきてるんだと思うと、切なくなって、どこか心の中に刺さってる言葉だった。
上田さんが以前、日本代表のことを「あいつら異常(褒めてる)だから、目指しているところが狂気の世界のとこだから。」とまぶしそうに話していた。
そういう、もう異次元の世界、そこだけを目指す、そこを失ったら、もう意味はないとでもいいたげな、あまりに刹那的な、でもそれが丹羽くんの常識、なのかなと。
丹羽くんは、去年、卓球やめるかもしれないと思ったことがあったと、のちのインタビューで言ってる。
10月のドイツOPでヨンシクさんに敗れ、T2もグランドファイナルも出場できないことが濃厚になり、これでは日本人WR2位以内に入れないので、五輪をあきらめた…卓球やめるかもしれない、と。
ここで、ああ、やっぱり、と、繋がってしまった。
WR2位以内に入れないということは、自分は五輪選手に選ばれない(と丹羽くんは思っていた)だけでなく、翌年の世界卓球メンバーへの道が極めて厳しくなる。
世界卓球メンバーを外れる、となると、ほぼ日本代表から漏れる可能性が高い。
NTをはずれたら、スヴェンソンの契約更新もなくなる。
スポンサーを一から探すことになり、プロ卓球選手の基盤を作りの難しさに直面。
そういうのも一気に見えて「自分は卓球やめるかもしれない」という気持ちになったのかな。
丹羽くん、なんかそういう、ゼロか100かっていう、怖いぐらい潔いところを持ってるような気がしてさ。
(もしかして、自分の養う家族ができたら、この潔さが、いい意味の開き直りに、変わる可能性もあると思ってる。家族を養うためにプロとして卓球をする、それだけっていうね。)
そんなことが背景にあるとわかると、やっぱり今回のように、所属先からも用具メーカーからも契約更新を結べるってのは素晴らしい。
プロ選手が、プロとして食べていける道を築くのが、どんなに大変か。
卓球はまだまだで、それができる人が少ない中で、彼は実現している。
味の素トレセンに向かって拍手します。
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