ピーク
- Ctree
- 2020年12月4日
- 読了時間: 2分
SNSで丹羽くんのファンというかたから「丹羽選手のピークは2017年でした」とメッセージがいきなりきた。
過去形。
過去形に引っかかった。
2017年というのは、大学を卒業して社会人になった年。
4月のアジア選手権でXuXinを破り、5月の世界卓球でオフチャロフを破り初のベスト8、ご本人もこの2試合が今までで一番良かったとインタビューで言っている。
年末にはワールドランキングも5位までいったかな。
ワールドランキング急上昇は、ちょっとからくりがある。
2017年の中国OPで馬龍たち中国TOP選手が試合をボイコットし、半年ぐらい国際大会出場停止だったので、海外の選手がワールドツアーで活躍できた。
かつ、ランキング計算方法が変わり、試合に多く出る人が優位となり、その二つも重なり、丹羽くんはランキングをいっきにあげた。
アジア選手権や世界卓球個人戦での大活躍でポイントを稼ぐだけでなく、カットマンには勝てないと言われながら村松くんやフィルスに勝った年なので、かなり好調だったんだろう。
長い間丹羽くんを見てきた私の友人は「丹羽くんのピークは2014年」と言う。
さらに前だ。
2014年世界卓球団体戦は、当時ランキング一桁のフレイタスに勝利したり、ボルにもいい試合をした。なんか負ける気がしないオーラがあった。団体戦で、倉嶋さんは水谷さんの次に頼りにしていた。
そもそもその世界卓球選考会の国内での無双ぶり。
それは、今でもテレ東Youtubeに残っている試合の数々を見ると、分かる気がする。
ブンデスリーグでも無双。
ロシアOPで初優勝。
このころ、何をするかわからない、丹羽は危険、みたいな雰囲気があったというのは、当時のテレビ実況や紙面から伝わってくる。
あの勢いだったら、もっと早くワールドランキング一桁になっていたんでは、そのイメージと今いる丹羽くんの位置は自分の中で違うという。
26歳の丹羽くんは、ピークが過ぎたのだろうか。
そうじゃないと思いたい。
水谷さんは27歳で五輪銅メダルをとっている。
まだまだだ。
馬龍は30歳を過ぎて、いまなお挑戦し続けている、怪我などの挫折を乗り越えて、ITTFファイナルズやWTTマカオでの優勝。
小柄な荘智淵だって、40歳ちかくてもハリーに何回も勝っている。
若手の台頭がすごいのは分かりすぎるくらいわかる。
海外も中国選手だけじゃなくて、各国に強い選手がひしめきあってるのはわかる。
でも、もうひと花咲かせてほしい。

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