青春の終わり
- Ctree
- 2021年2月24日
- 読了時間: 3分
町くんが入籍を発表した。
去年の夏前には結婚かなと思っていたけど、案外ひっぱったんだなとか思った。
モテ男も年貢をおさめたんだね。
そのうち、森薗くん、𠮷田くんと、リベッツ独身たちは、いっちゃうんだろうね。
酒井明日翔くんも、いっちゃうんだろうね。

正直に言うと、健太さんや神さんの結婚は、少しショックだったけど、まあ、受け止められた。
健太さんは29歳で、神さんは28歳、という年齢もある。
上田さんは、好きになる前にご結婚されていたから、むしろ既婚者の魅力がまぶしい。
でも、町くん丹羽くんという青森山田三羽烏や、その後輩たちの結婚は、おめでとうよりは、さみしいほうが大きい。
町くん本人にはおめでとうと言ったけど(そりゃそうだ)、ほんとうは100%心から喜んでいるわけじゃない。(言っちゃうかそれを。「それはよくないと思います」と”悟らせたがり屋”から言われちゃうよ。)
親戚の子どもが嫁いだようなさみしさもあるんだけど、それよりも大きいのは、あの無邪気だった子たちが、大人になったんだな、そして彼らは青春に終止符を打ったんだな、っていう大人の仲間入りをした、苦しさかもしれない。
青春って、やっぱ、あっという間で、はかないんだなと、さんざん大人たちが言ってきたことを、痛感することになる。
その子たちを、彼らの学生時代に好きになり、まさに青春のど真ん中で、わちゃわちゃしてるのを見てきて、それはあまりに眩しすぎた。
美しすぎた。
愛しすぎた。
その日々との決別をこういうカタチで知る。
そして、大人になり家族を持つこと。。。
持ってからが、どんなにどんなに大変か、長く長く大変か、知ってるから。
この子たちの青春が終わったということは、私も年を取るわけで、自分の人生も終わっていくのを感じる。
あと、ここかな。
アスリートである彼らは、必ず現役の終わりが来る。
あと、何年、見れるんだろう。
若い頃は終わりなんて見えなかったのに。
カウントダウンはしたくないのに。
結婚したら、なお活躍したいだろう。
でも、うまくいくかどうかは、誰にも分らない。
家庭を持ったからといって、それが活躍することを保証するわけじゃない。
それが保証されていたら、みんなすぐするでしょ。
一家の大黒柱となって、活躍できなかったら、どんなに苦しいか。
そして、責任を負ったがゆえに、プレッシャーで空回りすることもある。
青春のキラキラまぶしいところが、ある意味無責任ぐらいな日々が、明日を疑わない無邪気な笑顔が、終わりがなくこのままずっといくんじゃないかという錯覚の日々が、あまりに愛しくて、そこにすがっていたかったという自分の、悲しい執着を知る。
先が見えない日々は、なんて幸せだったんだろう。
家族というものを背負ってしまった瞬間から、愛があれば大丈夫、なんて、甘い世界じゃない。
アスリートの世界は残酷だ。
特に好きな選手だったらなお、苦しむ姿は見たくないんだ。
あの子たちには、妖精のように、軽々と、ひらひらと、輝いていて欲しかった、永遠に。
お前はたぶんピーターパンの世界に住んでいて、気づいたら老婆になっているんだろう。
立派な家庭を築いたとしても、彼らの一番欲しい、勝利というものが何も保証されない世界が、あまりに怖すぎて、お願いだから勝たせてあげてくださいと、ただただ祈るしかできない。
はー
疲れるな自分。
うだうだとさ。
自分じゃどうしようもできない、他の人のことを。
バカだな自分。
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