Table Tennis マイノリティ
- Ctree
- 2023年6月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年6月13日
私たちは、しばしば勘違いする。
Twitterで
お気に入りの卓球公式ツイートに、たくさんのいいねがつき、リツイートもたくさん。
Youtubeでも、卓球動画にたくさんの高評価。
こんなに人気があるんだ。
でも、世間では、ほぼほぼ認知されてなかったりする。
ファンの中で一定数の反応があることと、世間から知られていることは、一致しないのだと。
学校や、職場や、ご近所の友人との間で、その名前はいっこうに出ることがないことを。
自分のツイートに、けっこうないいねをもらえると、お、なかなかの反応じゃんと手ごたえを感じたりしても、それは、いつも見てくれる人や、その周辺のヒトの反応であって、大して広がっているわけじゃないことを。

そんな少数派の中でも、争いはある。
それは、直接見えないけど、SNSの中で、醜い渦となって渦巻いている。
選考会の渦中に、あの子はもうダメだ、あの子は旬が過ぎている、あの子は肝心な時に活躍しない、自分の推しを心を込めて応援していればいいものを、SNSには、推し以外は嫌いだよと、毒が吐き散らされている。
でも、実は、それを言ってるのは、とても少数。
そもそも、みんな集めても、私たちは、とても少数のファンたちだ。
卓球観戦は、マイナーだ。
ふだん触れているSNSが、盛んに見えるし、自分も一生懸命つけているハッシュタグを、知っているひとたちもみんながんばってつけている。
私たちはまるでムーブメントの真ん中にいるような気になる。
マイナーだなんて、思いたくない。
ふと、我に返る瞬間がある。
東京ドームを埋め尽くすファンや、アリーナを埋め尽くすファンが、同じひとりひとりなのに、圧倒的に数が違う、そういう現場を実感すると、いつも自分が行っているところが、違う種類の風景なんだと、むなしい感情をたまに抱く。
だけど、
そういう中で、大好きな選手たちに夢中になり、
自分の人生の中で、幸せだ、と思う時間をもらっている。
私たちはマイノリティなんだろう。
でも、また、試合を見たらつぶやくよ。
試合に行ったら、写真を送るよ。
ありったけの、ハッシュタグをつけるよ。
自分の推したちの世界は、こんなにも豊かなんだよと、
誰もみていないかもしれないけど、SNSという空間の中に、ふりまく。
まるで、世の中を制覇し、この世の最高のものを楽しんでいるというがごとく。
私は勘違いしているのだろうか、でも、どうでもいい。
たまたま好きになったものが、さほどメジャーじゃなかった。
それだけだ。
いつかメジャーにならないかな、メジャーになったらいいな、そう思って何年たっただろう。
夢で終わるのかな。
あなたのような素晴らしい選手を、大勢で享受できないのは、残念で、もったいないけど、でも、絶対に言えるのは、あなたはひとりひとりのファンを幸せにしている。
誇りに思ってほしい。
あと、何回あるかな。
何十回、何百回と、あるといいな。
楽しい夢の続きを、タブレットの中で、時には体育館の中で
次も、見にいくから。
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