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ハリーがワクワクしてるならいいや

  • 執筆者の写真: Ctree
    Ctree
  • 2022年5月10日
  • 読了時間: 4分

張本智和くんが琉球アスティーダと契約を結んだ。


TリーグとECLを両立していくんだとのこと。



写真:千葉格さん


ネットでは、まあ、色々な反応があった。


チーム関係者からの一部の発信で、心が乱れるというSNSもたくさんみた。


私はとうの昔に受信できない世界を享受している。


たまに、Webニュースで、へー本出してんだ、と分かることはあるけど、深追いはしない、するわけない。





ECL参戦のときもそうだったけど、当のハリーは「わくわくしている」って言ってる。


もう、それでいい、その言葉って、最高なんじゃないかな。


ハリーが幸せを感じているってことだよね。


それ、彼が一番欲しかった気持ちじゃないかな。





正直な思いとしては、倉嶋さんのもとを離れたのは、いい決断だと思う。


少年時代ずっとお世話になっていた、ハリーをあまりに知ってる人。




でも、彼にはここ数年苦しい時代があって、今も抜け切れているわけじゃない。


倉嶋さんのもとにいたら、そういうことも、思い出しちゃうんじゃないかな。


新しい自分に変わりたいと思う時、過去の自分を知らない世界に、飛び込みたくないかな。




もっというと、倉嶋さんは逸材のハリーにメダルを取らせてあげることができなかった。

混合で金メダルとったし、男子団体も銅メダル、素晴らしい結果なんだけど。


ずっと思っていたのは、いくらハリーが実力が抜けてるとはいえ、チームワールドカップや世界選手権など大舞台で、14歳の頃から彼をエース使いにした。


もっと、気楽におおらかに、伸ばしてあげればよかったのに。

リンユンジュのように。


なにがなんでも地元開催の東京五輪に間に合わせたいと、監督らJTTAの人達が焦ったから、結果、彼に伸び伸びトライさせることができず、プレッシャーを必要以上に負わせたんじゃない。まだ18歳の彼に。


倉嶋さんのことは、個人的には大好き。洋介のファンです。


ハリーと倉嶋さんは、少し距離があるところで、また、いい関係ができていくと思う。





そして、メディアは、忘れてるんじゃない?ってたまに思う。


そもそも、ハリーをはじめ、五輪組がどんなに長く深く、苦しんできたかを。



五輪後、世界選手権や全日本や色々な大会で彼らが活躍できないとき、よってたかって、何を言った?


他の国もこんななの?

リンユンジュ、ピッチフォード、ゴジ、マティアス・・・海外ではその国のTOP選手が活躍できなかったら、自国でありえないぐらいのバッシング受けるの?


異常だよ。


そもそも、考えて無さすぎだよ。



ハリー、世界代表になった13歳からの5年間、どんなプレッシャーだったか。


水谷隼さんとか引き合いに出すメディアもあった。

彼は初五輪は19歳で、メダルをとれたのは27歳だよ。

そういうのなんも考えずにさ。




東京五輪代表が、どんなにどんなに苦しんだか、異例中の異例の中で、どんなにつらかったか。


思いやってあげようよ。



まず、選考レースの1年間が、試合数が多すぎて、心と体も休まらなくて、メンタルをやられてない子なんて一人もいないよ、そんな中で1年間突っ走ってきた。


地元開催って言うプレッシャーがどんなに大きいか。


そして、やっと勝ち取ったのに、今度は、五輪が延期になって、さらに、ほんとにやるのかどうかも、直前まで分からなかった。


こんなつらいことがあるだろうか。


もっといえば、日本には五輪反対派がたくさんいて、なぜアスリート自らが五輪を棄権しないんだと、アスリートが批判されたんだよ。


ちょうど1年前の5月、陸上の国際大会を国立競技場でやったとき、反対派が大勢競技場前に集まっていて、開催を猛批判していた。選手もそれを目にしたし、インタビューでも色々言われて、陸上の日本選手達は、泣いていたんだよ。

忘れられてるけど、それから1年しか経っていない。



あの子たちは、本来だったらヒーローなのに、批判のまとになって、世間の同調圧に耐えながら、五輪の直前まで1年半準備をしなければいけなかった。





そして、そんな中で、大会の大舞台を終えて・・・・・



どんなにどんなに疲れているか。


どんなにモチベーションを次に向けるのが難しいか。



心って、見えないから、どんなに深く消耗して、それがどんなふうに、どのくらいかかって、平常な姿にもどっていくのか。。

わからないんだよ、ほんと見えないんだよ。





いまだ6人が全員、模索して、苦しみながら、次の新しい1歩を進もうとしてるんじゃないかな。



そんな中での、それぞれの決断。




がんばって!




エール以外のなにもない。




批判したメディアや追随したSNSは許せないけど、極力シャットアウトして、卓球ファンとして、次を楽しみたい。




だから、選手本人だけを見ているよ。




がんばれ。大好き。


ワクワクしているなら、嬉しいよ。




そして、言っていいかな。






君たちを、死ぬほど尊敬している。

 
 
 

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