上田さんはやっぱ勇気のある人だ
- Ctree
- 2021年5月15日
- 読了時間: 3分
上田さんが、Tリーグセカンドシーズンの休養について、オーバートレーニング症候群という病気で、メンタルがうつ状態で苦しんでいたと、Rallysのインタビューでお話ししていた→
誰にも言えなかったと、弱いところを見せられなかったと。
上田さんは、誰もが認める、優秀で責任感のある粘り強いリーダーだ。
たぶん普通のひとだったらとっくにギブアップしてしまうようなことも、我慢ができる強靭な精神力を持ち合わせている、そうであるからこそ、陥る危険性があったのかもしれない。
そして頭脳明晰な彼は、俯瞰力が抜群にある。
自分の姿を客観的に分析できてしまう視点も持っているからこそ、どんなに苦しかったことだろう。
2018年の終わりごろ、世界卓球選考会の頃から始まっていた(そんなに長かったの😢)、長く苦しい日々のことを語ってくれている。
このセンシティブな内容を、上田さんはまたしても勇気をもって私たちに伝えてくれている。
今でこそプロ選手は増えてきているけど、上田さんが安定した実業団からプロになったのも、先陣をきるような勇気をもった行動だった。
自分の体調不良の話はしたくない人もいると思うけど、上田さんの今回の告白は、きっと思うところがあるんだと思う。
卓球は、瞬時に頭を使いながら、精神のコントロールを常に求められるという、半端ないメンタルスポーツだ。
おそらく、声こそあげていないけど、精神的に不調を抱えていたり、それがイップスというカタチで現れたり、体調面に出てしまっている選手も、結構いるんではないかな。
また、自分ではそのことに気づけていなくて、我慢して無理を重ね続けている選手もいるかもしれない。
そういう選手たちに、一人で悩まないでほしい、おかしいなと思ったら早めに病院へ行ってほしい、そういう上田さんの思いもあるんじゃないかな、と勝手に思ったりする。
2019年の12月、上田さんの休養が発表になったとき、私も思うところがあってこんなブログを書いていた→
この日のブログは「私もCさんと同じような気持ちで上田さんを待っています」と多くの方から感想をいただいた。
上田さんのことを思うと涙が出ます、というファンのお気持ちもたくさん聞いた。
その後、上田さんが再びコートに戻ってきて、当時所属の岡山リベッツのファンだけじゃなく、チームの垣根を越えて、上田仁が好き、という多くのファンが、涙を流して喜んだことは、私が今さら語ることじゃない、あまりに有名で、感動的な出来事だった。
いま、こうして上田さんが自分の休養のことを話せるぐらいに元気になって、
そしてTT彩たまの動画では、英田さんと真剣にジャンケンしてるあまりに可愛い姿も見せてくれて、
ほんとに、ほんとうに嬉しい。
等身大の姿を伝え続けてくれる上田さんは、私よりかなり年下だけど、その正直な言葉に、私も立ち止まって、自分はどうあるべきなのか、人生を見つめなおす時間をもらえている。
上田 仁 というヒトを、さらに好きになってしまった。

Comentários