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丹羽孝希 2018世界卓球 6日間の表情

  • 執筆者の写真: Ctree
    Ctree
  • 2019年5月17日
  • 読了時間: 2分

ベスト8に終わった日本男子チームの2018年世界卓球。

大会期間中の丹羽くんの表情を編集しました。


かつてない最強のチームと言われ、始まる前のワクワク感は半端なく、私はA-haのTake On MeをBGMとして動画を準備していました。

(開催国がスウェーデンなのでスウェーデンのバンド)

でも、イングランド戦の敗戦を機に、陽気な曲を使う気にはなれず、編集をする手も止まりました。


photo:Itaru Chiba

韓国に負けてベスト8で終わり、陽気な曲ではなく、憂いのあるこの曲で編集することに。

ティアーズ・フォー・フィアーズ「Head Over The Hills」


曲を何度も聞いて、この曲が表現したいことはなんなのか

素材を何度も見て、このプレー・表情にあうメロディーはどこか

そこはできる限りこだわろうと思いました。


例えば、

2:47と3:07

メロディは、高く上へと広がっていていく、空へ向かうイメージ。

会場の中に空はないので、丹羽くんが上を見つめる場面に使いました。

ここは「This is my four leaf clover」という歌詞で、丹羽くんこそが四つ葉のクローバーなんだよという意味も込めてます。


©ITTF

ラスト5秒は、韓国戦の敗戦を終えて、

「もう一度いちばん最初の試合に戻れたら…時が戻ってくれないかな」

という思いで、丹羽くんの初戦ニュイティンク戦をモノクロで映すエンディングにしました。


PHOTO:ITARU CHIBA

この大会はホントに辛かった。悔しかった。彼が理解されないことが。

副題は「信じてもらえなかったファンタジスタ」

この動画を超える、思い入れのあるものはもう作れないと思う。


丹羽くんは頑張っていた、調子も悪くなかった、ベンチで応援も一生懸命やっていた。

誰もが緊張する初戦のニュイティンク戦を、何も仕事をさせずストレートで制し、これ以上ない団体戦のスタートをつくった。

何よりも香港戦は圧巻だった。林兆恒は日本人キラーだったから。

そして、劣勢に立たされた水谷さんを心配そうに見ていた。

ウォーカーに負けた直後にも拘わらず、ピッチフォードに敗れた張本くんを、真っ先になぐさめたのは彼だ。


Photo:Itaru Chiba

カメラはちゃんと事実を映している。


私のはこんなちっぽけな動画だけど、そういう事実を残さなきゃと思って編集しました。


そして、1年後、丹羽くんは世界卓球の大舞台で、誰よりもメンタルを強く持ち、日本男子の中で最後まで残った。

大舞台で一番タフだったのは彼だ、を認識させる素晴らしい活躍だった。

1年前の悔しさを昇華させていく丹羽孝希。

やっぱり最高にカッコいい。


PHOTO:ITARU CHIBA

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