卓球はサッカーみたいになれないのかな
- Ctree
- 2022年12月7日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年1月5日
FIFAワールドカップで日本はベスト16で敗れた。
ここ最近の中で、ほんとに日本がひとつになるぐらい盛り上がっていたと思う。
東京五輪は超えていたと思う。
夜中なのに視聴者数5000万人って、すごすぎる。半分は見ていたんだよね。
卓球選手も大注目
水谷さんは、スペイン戦の決勝ゴールで、お店の皆さんの支払いをし、太っ腹をアピール。
ハリーの代表選手をリスペクトするツイートも目を引いた。
えーと、日本は世界ランキング24位でベスト16で敗れてるんだけど、ハリー、あなた世界ランキング2位でアジアカップ優勝して、世界卓球団体戦も五輪も銅メダリストよ、そんなあなたが、サッカーに憧れの目を向けてリスペクト。
(野球だけじゃなくてサッカーも好きになったんだね。サッカー面白いでしょ。おいでよ、こっちの世界に!いや、もう来てるか)
そして、戸上くんのインスタライブがほんとに印象的だったんだよなあ。
ドイツに行く途中、中東で乗り換えを待つ間、空港で、カタールに向かう日本サポーターを山ほどみたそうだ。
みんなサムライブルーと同じユニを着て、日本から、ビックリするほど大勢きてるというのを見て、かなり衝撃を受けたみたい。
「すごい。サッカーすごい。違う。違いすぎる。」
全日本王者の戸上くんでさえ、そのサッカーの熱量に圧倒されて、
「僕は何処へ行っても別に知られてるわけじゃない。」
という。
世界のトップレベルにいるあの子たちが、羨望の目を向けるサッカー。
推しはワールドカップを見ていただろうか。

親がサッカー好きのせいもあって、私の記憶では、サッカーは全然人気スポーツではなかった。
もちろんワールドカップなんて出場できないし、元旦の天皇杯だけは国立競技場はお客さんがたくさんはいるけど、Jリーグの前身のJFLなんて、いついってもガラガラだった。
でもJリーグから変わった。
まずはJ1の華やかさったらなかった。
あそこからでしょう、子どもたちの夢が、野球選手からサッカー選手に変わったのは。
割合早くから、J1,J2,J3と整備して、入れ替え戦も取り入れた。
これが、ほんとに、J1だけでなく、J2も固定的な熱狂サポーターを生むシステムだったように思う。
そうなんだよ、最初の立ち上げ5年ぐらいをつくって支えてきた人たちが、すごすぎた。
だから大成功した。
ドーハの悲劇はあったけど、その次からアジア予選を勝ち抜いてWカップに出場できるようになって、今大会までその記録が続いている。(それもすごいんだよね)
W杯で活躍した選手は、
Jリーグから海外リーグへ、
海外リーグを渡り歩き、
全盛期を終えるとまたJリーグにもどってきて、
ファンを楽しませ続けてくれる選手も多い。
そういう何十年間があって、今回、W杯の舞台で、ドイツとスペインに勝つなんて、夢のようなことが起こった。
自分が生きてるうちに見れる景色だとは思わなかった。
やっぱ、手を使わないで、ゴールに入ったら1点!っていう、あのシンプルな競技の、圧倒的な魅力って、すごく強いと思う。
選手のこと、そんなに知らなくても、見ちゃうもん。
さらに、試合の中で、魅力的な選手なんて見つけちゃったりして、人気がヒートアップするんでしょ。
W杯も、そのあとも、人々はしばらく代表選手をおいかける。
サッカー人気は更に増すだろう。
卓球は、ロンドン五輪、リオ五輪、東京五輪も盛り上がりはすごかったんだけど、肝心のTリーグや、日本リーグが大人気かといったら、あまりに、マイナーだ。
話題になるのは五輪の時だけで。
リーグのスケジュールなんて誰も知らないし、ハリーがアジアカップ優勝したのなんて、一般の人は知らない。職場で誰一人知らない。
ましてや世界卓球で、男女ともメダルとってることも、全く知られていない。
さらに選考会の結果なんて、言わずもがな。
あんなに魅力的な選手がわんさかいるのに。
そういう、最初の立ち上げから、数年踏ん張って、軌道にのせてきたサッカーの歴史を見てきてるので、
Tリーグのポイントを選考会に組み入れるとか、正気ではないことを平気でやるこのひとたちの作る卓球界は不安だ。
そういうセコイ事考える、王道で勝負しないカッコ悪さ。
T2ダイヤモンドでも、セコイ事考えて失敗したよね。
同じことを繰り返して、周りは誰も止めない。
いくらでも他の競技に学べるはずなのに。
今回のワールドカップを見て、あまりに違うので、
今つまづいている卓球界に
絶望を感じる。
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