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写真を感謝されることなんて一生ないと思っていた

  • 執筆者の写真: Ctree
    Ctree
  • 2020年5月23日
  • 読了時間: 6分

この自粛期間、上田さんが、ご自分の写真や似顔絵を送ってくれたファンの方に、そこにサインを添えて返してくれるという、信じられないようなありがたいファンサービスを発案し、対応してくださっている。


上田さんをTリーグ公開練習で撮影した写真、私はやはりすごく下手で、しかも上田さんはいつも微妙に体を動かしているので(健太さんもそう)、私の腕ではブレることが多かった。


上田さんという素材が素晴らしいのに、ほんと悲しい。カメラはいつもそうだ。


上田さんをイメージして編集したけど、これを送っていいのか少し悩んだ。

きっと写真や似顔絵は殺到するだろう。上田さんのファンは多い。そんな中に私が混じっていいのか。


でも、やはり上田さん本人がそのような提案をしてくださったので、一人でも反応が多かったら嬉しいかな?少なくとも嫌がられることはないよねと考えて、お送りしました。


すぐにサインが返ってきて(皆さんそうおっしゃっている)感涙っす。


お礼とお褒めの言葉をいただいた。


私の手によるものが、(たとえお気遣いからであっても、短い言葉でも)選手ご本人から感謝される、褒められるなんて、思ってもみなかった。


写真を撮ったりすることは、どちらかというと選手からあまりよく思われないことだと考えていたから。


上田さんは、とてもファンの方を大切にしているのは知っていたけど、こんなにマメに皆さんへ気持ちを伝えてくださるなんて、ふつう出来ることじゃない。


孤独を知ってるからこそ、ファンの思いにこたえたいという気持ちが、人一番大きいんじゃないかなと勝手に思ってる。


今回のこと、みんな一生忘れないと思うよ。


応援していて報われる瞬間だ。






試合会場で写真や動画を撮っているくせに、実はいつもすごく複雑な気持ちがある。


選手は写真を撮られることが、苦手な人もけっこういるんじゃないかと。

集中したいのに気が散る人もいるかもしれない。


また、写真を撮っている間はフィルターを通して見ている、目でリアルを楽しむことを放棄しているんじゃないか、ライブ感を楽しまず何をしに来ているんだ、という葛藤もある(これはケチャップさんがよくファンに伝えている)




私のスポーツ観戦歴で、他競技では写真を撮ったことは数回で、それも選手じゃなくて会場全景だったりマスコットキャラクターだったりした。

選手を撮るという発想がそもそもなかった。


だから卓球も、最初の頃は撮れるとも思ってなかった。

屋内競技観戦が初めてだったので、映画や舞台みたいに、ALL撮影禁止だと思ってた。

(撮影ルールもどこに書いてあるかわからなかった)


いざ行くと、卓球の試合会場は撮影する人がけっこう多くて、近いから選手の姿を撮りやすいのかな、カッコいい人も多いし。


でも、まあ、試合の結果とかテレビでやるでしょ、それを見ればいいよね、なんて⚽のノリでいたけど\\\\\


しかーし、丹羽くんに限って言うと、スポーツニュースで試合の様子は流れなかった。


男子では張本くんや水谷さんの映像が流れ、それはテレビだけでなくスポーツ新聞も同じだった。


まともに映像が流れたのは全日本ダブルスで酒井くんと組んで優勝した時だけだと思う。


自分が撮らないと、なんも思い出が残らないっていうのを、ここで初めて知る。



そりゃー、ファンの皆さん、撮るでしょうねと分かった。



そして撮ったら撮ったで、丹羽くんはフォトジェニックちゃんなので、腕の悪い私でも、たまーに素敵な表情が撮れたりするもんだから、ハマっていくんだよな。








丹羽くんは、最近のインタビューで、丹羽ガールズの話になると

「会場に入るとずっと写真を撮られてばかり」「気が抜けない」「カメラが目につく」と言っていた。

卓球ジャパンやケチャップさんのインタビューでそんな箇所があった。


女性ファンが多いことへの照れ隠しもあるだろうけど、「イヤです」と言葉でこそ言ってないけど、相当苦手なんだろうなと伝わってきた。


「試合は目立たないところでやりたい、できれば隅っこでしたい」と言うような人だ。


「応援されるのは嬉しいです」と言ってくれてるから、応援はいいんだろうけど、撮影がきっとねえ...(/o\)



丹羽くんは目がいいから、会場内のカメラを見つめることもあって、おそらく多くのファンが、まるで目が合ったかのような写真を撮れた経験をお持ちだと思う。


私もそんな偶然があったりすると、きゃっ💕なんて喜んでいたけど、丹羽くんにしたら、カメラが偶然目に入ってきて、その心のうちは、あーまた撮られてる、みたいな心境だったのかもしれない。そうだったらなんて申し訳ないことをしていたのか。


インタビューを見た友人から「やっぱり丹羽くんカメラ苦手なんだよ、Cちゃんがやってることは嫌なんだよ、やめてあげなよ」と言われた。


ほんとにそうだなと思ったよ、これからは控えようと痛感したけど、それは会場で本人を目の前にしたときにできるんかな。


だってほんとに魅力的なんだもん。

カッコいい丹羽くんをカメラに残したい気持ちとの葛藤だよ。


なるべく撮らないようにした試合もあった。

でも周りをみたら、やっぱみんな丹羽くんにスマホを向けている。

そりゃそうだよ、丹羽孝希だよ、撮りたいよ、せっかく会場に来たなら撮りたいよ。


私一人がやめたところでどうなん、とも感じた。

撮影ルールを守って撮ってる、そうじゃないヒトだってたまにいる、律義にいい子にしてるのにさあああ。


そして相変わらずスポーツニュースでは扱われない。

大活躍しても丹羽くんはフューチャーされなくて、かわりに、今日は張本や水谷が苦戦、そちらが主語になる。


丹羽くんのカッコいい姿は、脳内で覚えてなきゃいかんのか、でもバカだから忘れるんだよ。あんなにキラキラしていた姿を見たのにさ。


そんな虚しい思いもあって、やっぱり写真は欲しいと、丹羽くんに分からないように撮ればいいのかなと頑張った日もあった。


丹羽くんがこちらを向きそうになったら、すぐさまカメラを下に向けて撮影をやめる、っていうことを繰り返していた。全然撮ってませんよを装って。


そうしたら、出来た写真は背中の写真ばかり。

たまに横顔とかね。


まあそうなるわな。


なにやってんだろう。


そんで、私をあんだけ叱った友人は「んーやっぱ撮ってもいいかも。プロの試合だし。Cちゃん編集して残すから、記録にもなるし。」ってどっちだよ"(-""-)"


どうしようか、ファイナルはさ、なーんて話をしていたら、





ファイナルごとなくなった。



写真がどうこうの話どころじゃなくなった。




Tリーグは11月にサードシーズンが開幕ということだけど、状況によっては無観客試合も考えてるというから。。。



次に、生の丹羽くんを見れるのはいつだろう。今年中に1回でもあるだろうか。





もお、遠い話になっちゃって、なんか現実味がなくなってきた。






丹羽くんは、いつか、自分のことを誰も撮らなくなったら、どう思うんだろう。


少しは寂しいと思うかな、キャーキャー騒がれていた日々を懐かしく思うかな。

それとも、やっと気兼ねなく会場で過ごせるとホッとするかな。


そんなところも全く読めない、変わったお兄ちゃんだけどw




自分はファンから愛されていたっていう事実は、覚えていてほしいよ。


それはそれは、多くのファンに深く愛されていたんだと。




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